私学補助3174億 「不適正」4校減額

 日本私立学校振興・共済事業団は3月10日、私立の大学や短大、高等専門学校(高専)に交付する2015年度の経常費補助金の総額を発表した。交付総額は約3174億円で、前年度より39億円の減少。管理運営が不適正だったことを理由に、4校が減額となった。
 交付対象は計877校で、内訳は大学566校▽短大308校▽高専3校。1校当たりの平均額は大学約5億2千万円▽短大約7千万円▽高専約1億7千万円となり、学生1人当たりでは、大学15万4千円▽短大18万円▽高専23万8千円だった。
 学校別では日本大の約95億2千万円が最も多く、早稲田大(約90億2千万円)▽慶応大(約82億5千万円)▽東海大(約64億9千万円)▽立命館大(約61億3千万円)-と続いた。
 一方、減額対象となった4校は、学校法人前理事長の不正支出があった嘉悦大が50%減、学校法人の元学園長が私的流用していた西武文理大と、同じ学校法人が運営する中学・高校で裏金問題があった大阪産業大がそれぞれ25%減。
 大学病院での医療事故に関連し学内で混乱があった東京女子医大は前年度に続き10%減となった。

日本私立学校振興・共済事業団「補助金交付状況の概要」
日本私立学校振興・共済事業団「学校別交付額(大学)
日本私立学校振興・共済事業団「学校別交付額(短大)
日本私立学校振興・共済事業団「学校別交付額(高専)